目的の駅に着いても爆睡するくらい寝てた。
目的地が終点で良かったぁ。
おばあちゃんは、
とても痩せちゃってた。
桜咲いてたよーとか
誰々から手紙来てたよーとか孫のアキラが来たよーって。
おふくろは
おばあちゃんにキスするくらい近くで教えてあげる。
真似して僕もやってみた。
聞こえてるかどうか分からなかったけど
手を握ってみたら
握り返してきて、
なかなか離してくんなかったな。
おばあちゃんに
また来るねって挨拶して、
なんとなく急く足で病院出た。
駅から病院まで行きはバスで行ったけど、
帰りは桜を見に行こうっておふくろと話してて、
二人でおしゃべりしながら歩いて帰った。
途中のお店で
二人で万華鏡覗いたり
空き地に咲いてる花見つけて
きゃあきゃあ言ったり。
目当ての桜は確かにホントに綺麗で
見てるだけでお腹いっぱいだな。
ふと見つけたたい焼き屋で
僕にも一つ買ってもらって、二人でそれ食べながら
いろんな話した。
なんかすごく年の離れた友人と話してるような、
そんな感じ。
自分の母親を
可愛いなぁって思った。
還暦を前にして
やっと分かったことがたくさんある
今あんたは大変かもしんないけど、
それはあんたが成長してるからよ
あはは、
60前の女友達であり
僕の母親である。
さすが。
でも、
あんなに天然とは
思わなかったなぁ。
なんだかほっこりほっこりした一日。
朝降ってた雨は
やっぱり止んでた。
だっておふくろも晴れ女だもん。
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