ベランダの枯らし屋の異名を取る私にも
なんとか生きながらえさせることができてる植物がいる。

先日花を咲かせたアマリリスは既に孫株までいる。
昔働いていた喫茶店で、お客様が贈ってくださったものだったが
花が終わり、枯れたと思われていたところを処分と称して貰い受けた。
しめしめ。

それ以外は、買っては枯らし、もらってはダメになり
今じゃベランダのテロリストのハーブくらいしか元気に育ってくれない。

おしゃんな部屋を目指して、
多肉植物とかエアープランツとか飾ってみても
チランジアは即身仏となり、
グリーンネックレスはありがたいことに素敵な鉢だけ残った。

そんな中で、しぶとく残ってるのが
多肉植物の朧月。

ウチの子の写真は、あまりにアレなので
拾ってきた。

生命力の権化みたいなやつで
葉を一枚、土の上に置いておけば
付け根だったところから数日後にはひげ根が生え
気づけばモサモサと育つ。

「数日、水をやり忘れた」レベルでは絶対朽ちない。
僕並の「ちょっと飽きた」レベルでも朽ちない。

それを、ひょんなところで知ってしまった。

食えるらしい。

いや、わかる。
すべての流通している食物は
必ずだれかが先駆者としている。

固定概念に縛られるな。
飼ってる犬のドッグフードの「すき焼き味」も
気になって食べたやつが何を逡巡する。