冬の電車の空気が好きだ。
薄ぼんやりとした車内で、
電車が向きを変える度に
窓からスポットライトみたいに光が射し込む。
特にこの時間なんかは
少しずつ日が傾いてきてるから
ハーフシャドウの街や建物がキラキラする。
うとうとしてる人とか見ると
毛布でもかけてあげたくなる。
人に優しくなれる空気が漂ってるんだ、きっと。
だけど、
隣に座る老紳士の
キツすぎるパラジクロロベンゼンの匂いに
もう耐えられない。
次の駅で彼が降りなければ
そっと席を変えようと思う。
そして、
いつか老紳士になったら
気をつけようと思う。
薄ぼんやりとした車内で、
電車が向きを変える度に
窓からスポットライトみたいに光が射し込む。
特にこの時間なんかは
少しずつ日が傾いてきてるから
ハーフシャドウの街や建物がキラキラする。
うとうとしてる人とか見ると
毛布でもかけてあげたくなる。
人に優しくなれる空気が漂ってるんだ、きっと。
だけど、
隣に座る老紳士の
キツすぎるパラジクロロベンゼンの匂いに
もう耐えられない。
次の駅で彼が降りなければ
そっと席を変えようと思う。
そして、
いつか老紳士になったら
気をつけようと思う。
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