嘘のような本当の話

不精ひげ、ならぬ
武将ひげが生えてます。
あきらボーイです。

最近、考え事する時にひげを触るのが癖です。


今日から、いつも金曜にしてたリハをシフトチェンジして火曜リハ。
いつもの新宿のスタジオに入りました。

南口出て、目の前の横断歩道で信号待ちしてると
どこからか声らしきものが聞こえる。

声の方向に目をやると
どうやら、中央分離帯の辺りで
歌を歌ってらっしゃる方がいる。

一人で。
アカペラで。
とても気持ちを込めて。

まぁ、気が確かではないご様子でしたが。

しかし、
声がよく通る。
はいからさんが通る。

ただ、同じくそれを見てた信号待ちの人は
「なんとまぁ」みたいな顔で。

なるべく離れて通り過ぎる事がルールみたいに
暗黙の了解で、目を合わせないように通過。

目が合うわけがない。
目を閉じて熱唱してるんだから。。。

どうやら、クリスマスソングらしきものを歌っていたように思うんだが
メロディをフェイクし過ぎてて、定かではない。

僕も通りすぎる時に
コレでもか！ってくらい凝視してたんだけど
なんとまぁ、あのフォーム。

永ちゃんですよ、まさに。
新宿の真ん中であのロックフォームは出来まいて。

まぁ、急いでたので通過。

すると、信号渡った辺りに
ギター持ったお兄さん。

ポータブルアンプにマイクとギターを繋いで
いわゆる、ストリートミュージシャン。

でも、何歌ってんだかよく分からない。
ってか、そいつの前通る時に、あの浮世離れおっさんの声が聞こえてた。


けど、路上で歌を歌ってるって意味じゃ
どちらも同じなのに、
なんだ、あの視線の温度差は！

はるかにおっさんの方がいい声してたぞ。

なんで、あのおっさんには誰も耳を貸さないのか。
おっさん、同じうたうたいとして、僕は尊敬するぞ。

真似はしないけど。

なんだかよく分からなくなってきて
悶々としてスタジオでメンバー待ってたら

サトル君からメール。
「チャリから落ちた子供を世話してたら電車乗り遅れました。
すこし遅れます。」

嘘のような
本当の話。

嘘のような
本当の気持ち。


関係ないけど、昨日はジョンレノンの命日。
僕が生まれる、２年も前の話。

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