いびつな美しさ

はいどうも。
カップラーメンの蓋が
キレイに開けられない末っ子三男坊あきらです、こんばんは。

皆様既知の通り、
僕はれっきとした末っ子です。

しかも次兄とは7歳
長兄とは9歳離れているので
そりゃあもう甘やかされました。

けど、末っ子には末っ子なりの悩みもいろいろあるのですよ。

別にここで書くわけじゃないけど。


というわけで
先日友人に本を借りました。

というか、強制的に渡されました。
















今更自分のこと
わざわざ文字で見なくたって
このブログや自分が作った歌詞を読めば大体分かるのですが

ちょいちょい読んでみると
ちょいちょい当たってて
ちょいちょい腹が立つ。

でも明らかに僕と違うとことかあるので
もしこの本読んだ方いらっしゃったら
鵜呑みしないでくださいね。





6割くらいでした。
↑控えめw




でも、よく考えたら
うちのバンド、末っ子ばっかw

二人兄弟の長男である祖父江氏を除いては
サトル君もゆうきも二人兄弟の末っ子。

まぁ二人とも違うタイプの末っ子ですが。

祖父江氏、意外にお兄ちゃんなんですw
あ、こんなこと言うと怒られるw




いやね、実は
次兄から小包が届いたのですよ。

いやにデカい段ボール箱が届いてね
ピンときました。


開けたらご明算。


僕が夏に兄のウチに行った時
兄と共作した器たちが届いたのですよ。






素敵でしょ♪

ほんとにね、嘘じゃないんだけど、
「器で料理は美味しくなる」

目で見る美味しさ、
舌で味わう美味しさ、
この二つで料理とは成り立ってるんだろうね。

最近僕が作る料理は
「餌」の領域を脱しない代物だったけど
ちょっとご飯が美味しくなりそう。

明日の朝から使ってみようかな。



そうそう、
実は次兄との共通点を
その創作?制作中に気づいたんだけど、


お互いに
「いびつなものほど美しい」と
思ってるフシがあったんだよ。

そして更に
そのいびつさをいかに表現するか、で
苦しんでいるんだよ。

それに気づいた時
僕はとても晴れやかだったね。

あぁ、僕の兄だ。
って。

長兄もきっとうなずくだろう。
長兄はよくうなずくんだ。
喋る時は止まらないけど。


兄の工房で
二人で、っていうよりも
最初は僕一人で
粘土遊びのように形を作ってた。


僕が思い思いに土を盛り
器を仕上げていくのを見ながら
兄貴はタバコの煙をくゆらせながら
じーっと見てた。

そんな時、
ちょっと僕が失敗してしまったんだ。

失敗っていうよりは
いびつになっちゃっただけなんだけど。

土がはみ出たようなかっこうの、ね。
そしたら兄は、
「そこが一番いいじゃねーか、直すな直すな」
って。

僕は無意識に体のいい器をイメージしてた。

本来の僕じゃなかったね。

それからは
兄とああだこうだ言いながら
結局いくつも器を作った。



多くの人に好感を得るのは
いびつではないもの、だ。

月に例えるなら満月だ。




でも、パーフェクトなんてあり得ない。
人間ってパーフェクトな理想を持つけど
それに対して
常に不完全。

しかし
その現状を肯定しない限りは
否定も出来ない。
否定出来なければ
何が欠落しているか気付ない。
とすれば理想に近づけない。

よく言う、
自分を知るってやつだね。


岡本太郎氏の言葉で
「芸術はきれいであってはいけない。
うまくあってはいけない。
心地よくあってはいけない。」
とある。
(引用:「自分の中に毒を持て」岡本太郎著)

僕はこの言葉を読んで
大いに共感した。

まさに僕が考えていたこととマッチしたからだ。

いびつなことの美しさ。
僕はそれこそが人間の美しさだ、と思う。

とても嬉しかった。



僕も兄も
その自分のいびつさを
人間らしさ、美しさと思う人間なんだろう。

それでこそ人間で
それでこそ生きていて
だからこそそれを表現したくて
だからこそなかなか評価されなくて。

王道、みたいな言葉、嫌いだ。
だけど、その王道が人の気に入るものだということも
よく知ってる。

だったら
そのギリギリのラインで
なんとか自分を滲み出せないか
毎日そんなこと考えてる。

もっと、
もっとだ。


あ、そう言えば
昨日の日記にコメントくださった方々
ありがとう。

例のコメントくれた方、
読んでくれたかな。

分かってもらえたかな。
ありがとう、
考えるきっかけをもらえたよ。

ではでは、
再び曲作りに戻ります。



追伸:
先日のブログにも書いたあのコンピアルバム、
タワレコやアマゾンでも買えるみたい。
でも、僕らのライブ会場で買える方々は
出来れば直接買っていただきたい。
何故か、は聞かないでw

一応貼っておきます。

もし興味あればどうぞ♪

shimokitazawa1/10 vol.2
タワレコ
アマゾン

うたうたい 堺輝

うたうたい堺輝の綴るしょーもないアレコレや ライブスケジュールなど

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