悪夢、再び

昨晩から今日の朝にかけて
下北沢Cave Beにてレコーディングしてきました。
ライヴハウス主催のコンピアルバムに参加出来ることになり、
一曲だけ録音してきました。

夜の12時頃から始まることになっていたので
ちょっと早めに下北に行って
ライブハウスの上にある喫茶店に入りました。
オープンスペースに腰を落ち着け
アイスコーヒーを飲みながら
昼間の火照ったアスファルトの余韻に浸っていました。 

メンバーも揃いエンジニアのはっしーが来るまで
音出して遊んでいました。


この辺りから、嫌な予感がしてたのだよ。


あれは2年前。
次兄の結婚式の前々日に、僕は当時の彼女と一緒に
「ロード・オブ・ザ・リング3部作を一日で観よう」計画を敢行し
一日座りっぱなしだった。

あの時感じた痛みが、まさに
ちょうどジョニー・B・グッドを弾いてるときにやってきたのだ。

肛門に。


「血栓性外痔核」

通称、いぼ痔。


はぁ、最低。。。

2年前は次兄の結婚式で岐阜へ行くことになっていたので
まさかこの激痛を引きずったままで行くのはどうも考えられず
診断後、すぐ切開。

結婚式ではおよそ
「昨日、痔を切開しました」とは思えない顔で
書き下ろしのラブソングをプレゼント。

おかげで
次兄宅の座敷で行われた結婚式二次会は
正座&「いや、僕はお酒大丈夫です」の状態。

「まぁまぁそんなこと言わず、足ぐらい崩しなさいよ」
という兄夫婦の知人・友人からのもてなしに折れ
あぐらをかき、注がれるままにビールを飲み干し
激痛は酒の血流促進によって拍車をかけ
ひきつり笑いを残したまま近くのビジネスホテルへ帰ったのを覚えている。


あの時以来、感じたことなかった激痛が
少しずつ少しずつ増してくる。

サトル君がバスドラを踏む度に
ゆうきがオクターブ移動する度に
祖父江君がリフを刻む度に

僕の体から少し飛び出た何かは
疼く。

なんとかボーカル録りもハモリまで終え
帰りの電車に乗ったのは
昨日の続きの青空広がる朝だった。
本当に今夜雨の予報か?
と疑いたくなるような蒼井そら、じゃなくて青い空。

今日みたいな青い空~♪
気に食わないそんな日もあるから~♪
by the bitters end "自由が丘で会いましょう"



とか歌ってる場合じゃない!
痛い!

帰って即病院だ。
こりゃ無理だ。

ということで先ほど、
ちょうど土砂降りの中病院行ってきました。

切開は本当に嫌だったので、
薬を2週間分出してもらいました。

CMで見たような、チューブの薬が一日2回分あり
2週間分なので合計28発。
さながらマシンガンの弾のようです。
薬局で処方される時の袋に入らず
薬剤師さんも困ってました。

恐らく原因は
週5日のバイトの座り仕事&帰宅後、PCの前であぐらかいて作業
という負の要素満載な上に
喫煙・飲酒・時間ないのでシャワーという
まさに「いぼ痔になる為には」というような生活だったからだ。

でもまぁ今回の救いは
診断した医師が男性だったことだろうな。
前回はうら若き女医さんに
「専門じゃないんですけどねー」とか言われながら
困惑と陵辱と軽い憤りを感じていたのです。

今日はとてもいい先生でよかった。
皆さんにもおすすめしますよ。


そういうわけで
かなり要らない苦労をした今回のコンピアルバム、
どうか買ってください。

じゃないと指突っ込まれた僕の
ナニが浮かばれません。

※公序良俗に従い、画像のアップは控えました。
ご了承ください。

うたうたい 堺輝

うたうたい堺輝の綴るしょーもないアレコレや ライブスケジュールなど

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