これからもよろしく

morphでのライブ終えてきました。
帰りはsmoth lineの男連中と東京餃子楼にて軽く腹に入れて
先ほど帰宅。

昨日もみてくれた方々、どうもありがとう。
昨日初めて見てくれた方々、どうもありがとう。

という日記を午前2時頃書き始めて
ごろんと横になったまま朝になっておりました。
僕が寝てても起きてても、朝は来るのです。
そういうもんです。

それにしても昨日は嬉しいことが。
恐らく対バンのお客さんであろう方々が僕らにたくさん話しかけて来てくれたのです。
僕が何者か、素性を知らないはずなのに
音楽だけを純粋に受け取って
僕の目を見て「とても感動しました」と言ってくれました。

なんてことだ。
なんてことだ。
届いてよかった。

the bitters endの音楽を聴いて、それを好きだと言ってくれる人。
それだけで構わないや。
僕らはもちろんステージを降りている時間というのもあって、
その生活の中で仲の良い人たちや必要な間柄というのがある。
だけどステージでは所謂私生活は必要ない。
もちろんその音には僕ら4人のこれまでの生き方や考え方
今思っていることっていう人間性が表れてくるものだけど
僕らが本当に知ってもらいたいのはthe bitters endを通して伝える音なんだ。

僕はこれまで
「自分らしさ」っていう言葉が大っ嫌いだった。
そんなもん探してもどこにも見つからないし、
「自分らしさ」って結局は自分の理想だったりする。
それを他者から否定されようもんなら、何が自分らしさか分からなくなってたもんだ。
自分の思う「自分らしさ」、他人が思う「僕らしさ」
それぞれ答えが違うことが多い。

そのどれも認めるにはとても勇気が要ったもの。
だって嫌いな自分も受け入れる、ってことだもの。
そりゃ目をそらしたいよ、嫌いな自分なんて。

でも真っ向から目を向けても自己嫌悪しか生まれなかったもんな。

だから「人間らしく」あろう、と思った。
愛する気持ちだったり、感謝する気持ちだったり
時には余計な嘘ついちゃって相手を傷つけたり
またある時には傷付いて涙流したり
真剣に人間として生きようと思ったんだ。
そういう人は例え醜くてもとても美しいから。
生きているエネルギーがほとばしっている。

でも、
でもね、
音楽は「人間らしく」では駄目だと思うんだ。
んー駄目ってのは語弊あるな。
「人間らしくだけでは駄目だ」っていうのがしっくりくるな。

人間が歌う以上、それは僕以外の人間が歌っても一緒。
だから僕はそこに傲慢に僕を注ぎ込まなきゃいけない。
だからこそ僕が歌う価値が出てくる。

自分をごまかす為の技術は要らない。
好きな人についた体のいい嘘と一緒だ。
少しの間一緒にいるだけなら、そうしていればいい。
でも今生一緒にいるんだったら真剣にぶつからなきゃいけない。
ケンカをするって訳じゃないけど。
そうしなきゃ伝わらないんだ。

歌うのは僕だ。
the bitters endの歌を歌うのは僕だ。

皆さん、これからもよろしく。

うたうたい 堺輝

うたうたい堺輝の綴るしょーもないアレコレや ライブスケジュールなど

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