やじろべぇ

誰も僕のことを信じてくれないと思ってしまうのは
僕が誰のことも
根底のところで信じていないからなんだと思う。

ここ数日の気分はいったいなんなんだろう。

あっちにいったり、
こっちにいったり。

デジャビュのような毎日で
まるでやじろべぇみたいだ。

蓋を開けてみたら、
前から知ってるようなことばかり。

心から皆の幸せを祈ったり
皆どうにでもなっちまえって思ったり。

爪弾いたギターの弦が
思いのほか音がよく伸びて
このままメロディと一緒に消えてしまいそうになる。

何気なく流れ出たメロディは
ほんとになんでもないメロディで
さりとてなんだか消してしまうにも忍びず
かと言って歌にもなりきれない

信じてしまえば楽なのに
裏切られるのが怖くて
傷付くのが怖くて

きっと
本当は簡単なことばかり

命を捧げても
僕は何かを守れるだろうか。

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