昔ね、こんなこと思ってた。
「生活を音楽レベルに」って。
要は、音楽だけの生活に
音楽を考えるだけの生活にしようって。
でも、気ばかり焦って、
出てくる歌詞はリアリズムのかけらもなかった。
そりゃそうだ、いつも上の空だったんだもん。
履き違えてた。
んであるとき、
とうとう行き詰まって、
思考が全部とまったの。
そしたら友達が「曲が出来ないって曲を作ればいいじゃん」て。
そん時は何言ってんのか、全然分からなかった。
またある時には別の友達に
「何も考えず歌ってみたら?」って。
もう、それこそなんのことだろう?って思った。
でも試しに何も考えずメロディに身を委ねてみたら、
思いがけず素敵な言葉が流れ出したんだ。
そうやって「自由が丘で会いましょう」は生まれたんだよ。
今なら分かるな。
音楽こそ、生活レベルにすべきなんだ。
毎朝眠たい目をこすりながら起きて、
朝ご飯食べて、その日の務めをして
風呂に入って寝る。
その中でこそ音楽は生まれるべきだと思うようになった。
今思うことこそが、
伝えたい気持ちであって、
それこそが歌なんだと思う。
次兄は陶芸を生業にしてんだけど、
彼は多分皆が思っているような陶芸家ってわけじゃないんだ。
ヒゲ生やして、難しい顔してろくろの上の土を見つめてるような、ね。
いたって普通の青年。この間パパになったけど。
ずっと前、彼は僕にこう言ったんだ。
「俺はね、いつも皆が使うような、
朝ご飯の時に使うような皿を作りたいんだ。
そこにこそ高い芸術を作っていきたいんだ。
俺が作りたいのは飾り物の壷じゃない」
今なら分かる気がするな。
「生活を音楽レベルに」って。
要は、音楽だけの生活に
音楽を考えるだけの生活にしようって。
でも、気ばかり焦って、
出てくる歌詞はリアリズムのかけらもなかった。
そりゃそうだ、いつも上の空だったんだもん。
履き違えてた。
んであるとき、
とうとう行き詰まって、
思考が全部とまったの。
そしたら友達が「曲が出来ないって曲を作ればいいじゃん」て。
そん時は何言ってんのか、全然分からなかった。
またある時には別の友達に
「何も考えず歌ってみたら?」って。
もう、それこそなんのことだろう?って思った。
でも試しに何も考えずメロディに身を委ねてみたら、
思いがけず素敵な言葉が流れ出したんだ。
そうやって「自由が丘で会いましょう」は生まれたんだよ。
今なら分かるな。
音楽こそ、生活レベルにすべきなんだ。
毎朝眠たい目をこすりながら起きて、
朝ご飯食べて、その日の務めをして
風呂に入って寝る。
その中でこそ音楽は生まれるべきだと思うようになった。
今思うことこそが、
伝えたい気持ちであって、
それこそが歌なんだと思う。
次兄は陶芸を生業にしてんだけど、
彼は多分皆が思っているような陶芸家ってわけじゃないんだ。
ヒゲ生やして、難しい顔してろくろの上の土を見つめてるような、ね。
いたって普通の青年。この間パパになったけど。
ずっと前、彼は僕にこう言ったんだ。
「俺はね、いつも皆が使うような、
朝ご飯の時に使うような皿を作りたいんだ。
そこにこそ高い芸術を作っていきたいんだ。
俺が作りたいのは飾り物の壷じゃない」
今なら分かる気がするな。
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