35年の鼻歌

今日、小包が届いた。

母からだ。

結婚35周年の記念に、夫婦で宮城の松島に旅行してきたのだそうだ。
そのお土産に牛タンかまぼことフカヒレスープが送られて来たのだ。

ぷぷっと吹き出してしまったよ、おふくろ。
酒飲みの息子を持つと、お土産がこういうチョイスになってくるんだね。

にしても、35年かぁ。
当然のことながら、僕の生きてきた人生よりも長い時間一緒にいるんだな。
すげぇな。

僕の知ってる限りでも、紆余曲折はこれまであったにせよ、それでも一緒にいる二人を見てると、なんとなく自分の不甲斐無さに恥ずかしくなる。

誰かを守り続けること。
この「続けること」ってのが出来ない僕には、二人は遠い憧れだ。

当たり前のことを当たり前にただ黙々と日々を生きて、それでも楽しく、つつがなく生きることが、きっと幸せなんだと思う。

今歩いているこの道の先にそれはまだ曖昧にしか見えないとしても、きっとそういうもんなんだと思う。

なんとなく思い出したけど、よく鼻歌で歌うのは、おふくろ譲りかもしれない。
ちなみに、長兄もよく分からないオリジナルの鼻歌を歌うことがよくあった。
次兄も、きっと歌ってるだろう。

どうせ生きるなら楽しくねっていう鼻歌を、教えてくれたのは両親なのかもな。

すんません、
僕まだうたい続けますわ。

うたうたい 堺輝

うたうたい堺輝の綴るしょーもないアレコレや ライブスケジュールなど

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