どうにかしたいのにただ見守るしかどうしようも出来ないこと

例えば一つの映画や小説であれば、
ハッピーエンドやその逆だったり、
なにかしらのエンディングがある。

しかし、現実の世界では
「エンド」はそうそう起こらない。

その「エンド」の次の瞬間にもう時間が流れてる。

それぞれが抱える問題がある。
自分だけが特別とは思わない。

よく第三者同士の会話を聞いていて、
「自分なんてもっと○○だよ」
「いやいや、自分なんてさらにこんな○○なんだよ」
みたいなことを言ってる。

傍から見て、非常に切ない。
皆自分が世界で一番かわいそうで、助けてほしいんだ。

もちろん僕だって、無意識のうちにそんな「悲観的自己アピール」をしているのだろうが、
いや、きっと僕の性格からして顕著にそれが表れているのだろうが、
そんなことを言いそうな時はなるべく言わないように心掛ける。

すぐに解決出来る問題。
今解決出来ない問題。

問題解決に努力するのは当然で、そこに毎日を消化する必要性があると思う。
だけど、やっぱり日々暮らしていく中で
「傍観する以外にただどうしようもない問題」というのがあると思う。

それがリアルだ。

それに巻き込まれることこそが人間であり、
「悪あがき」という言葉があったりするんだと思う。

悪あがきも出来ず、ただ自分の運命を見守るしかない人の流す涙は
ただただ人間臭くて
僕はとても好きだ。

生きている匂いがする。

頭を少し冷やそう。

うたうたい 堺輝

うたうたい堺輝の綴るしょーもないアレコレや ライブスケジュールなど

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